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1/43 Aston Martin DBS by MINICHAMPS

トータル 80/100点
フォルム   :★★★★・
ディテール  :★★★★・
品質管理   :★★★・・
希少性    :★★★★・
価格設定   :★★★★★


殺しのライセンシーは、たぶん知らされていないだろう。支給された英国製公用車は、たしかにV12の快音を奏でるが、フェラーリ599のV12より100psほど非力で、逆に車重は100kgほど重いという事実を。しかも、1730kgという数値はQによってハイテクデバイスを追加インストールされる前のものだ。
アストン・マーティンDBSは、前々作のボンド映画で南極の氷上を走っていたヴァンキッシュに代わるゲイドンの旗艦だが、67年に発売されたオリジナルの初代DBSと違って、ブランニューではなくDB9をアップデートしたモデルになっている。ボディワークも、DB9にアフターパーツを追加したようにも見えないこともないが、よりモダンでスタイリッシュだ。それに599に肉薄はできないとしても、実力的にはヴァンキッシュSを超えた過去最高のアストンGTであるという。


2008年末に発売されたMINICHAMPSの1/43 DBSは、22作目のボンド映画"Quantum Of Solace (邦題=慰めの報酬)"とのコラボレーション・パッケージになっている。MINICHAMPSのオフィシャルサイトを見る限り、昨年発売された"Casio Royale"のパッケージのDBSと比べると、ボディカラー以外にも細部の塗り分けが違う。
具体的にはコスト減へと変更された印象だが、トランク・リッドのDBSの"S"が市販型と同じ黒になったのは、パフォーマンスカーファンにとっては嬉しいことだ。
内容的にはMINICHAMPSの中では、最高ではないにせよ、完成度の高い部類に入りそうだ。それは複雑なディテールをしたノーズが、少々天地に肉厚すぎる気もするからだが、それ以外のフォルムは素晴らしい。
クリアコートされたメタリック・グレーが、ショルダーラインに見事なハイライトを走らせる。薄い塗膜のおかげもあって、フロントスポイラーやサイドシル、ダックテールのエッジも、非常にシャープな仕上がりだ。
品質管理的にはヘッドランプにネガがある個体もあり、購入したミニカーもカバーが曇っていない代わりにクラスターの組み付け精度が悪い。とはいえ、それでもこのミニカーの魅力はスポイルされないが、ただサイドウインドウがないことだけが、どうしても気になる。


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フォルム   :ノーズの肉厚に違和感があるが、それでも魅了される
ディテール  :価格を考えれば十分だが、改良できる余地は無数にある
品質管理   :特にヘッドランプの組みつけには、もっと注意を払うべきだ
希少性    :限定ではないが、受注生産の実車と同じくらい貴重になるかも
価格設定   :高価には感じられないし、満足度は高い


参考
雑誌『オートカー・ジャパン』:"060""、061"
web『ウィキペディア』:”アストン・マーチンDBS”、”Aston Martin DBS V12”、”007 慰めの報酬
web『ATLANTIC CARS LIMITED』:”Aston Martin | アストン・マーティン(アストン・マーチン)

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